株式会社 日進堂印刷所 (福島県福島市、郡山市、宮城県仙台市、東京都千代田区) Contentsを省略し本文へ ホーム/今取り組んでいる“旬”技術/カラーマネージメント

ふくしま手帳 2011

カラーマネージメント(詳細版)
私たちは、お客様が欲しい色をお届けするため
L*a*b*(エルエービー)という方法で印刷の色を管理しています

プリンター・校正出力機・印刷機…。
同データを同機種で出力しても同じ色は出せません。

●当社では、色を再現するとき、プリンターをはじめ様々な校正出力装置や印刷機を用います。

●仮にそれらが100台あれば100台とも違う色を出力してしまいます…。

●このように書くと、「印刷のプロがそのようなことでは困る」とお叱りをいただきそうですが実はこれは当然のことで、出力する機械が違えば特性も違いますし、同機種であっても個体差があるため出力品質にはどうしても差が出てしまうのです。

●極端なことを言うと、その日の天気(主に湿度など)に、色の出具合が左右されることだってあるのです。

従来の管理方法では、
異機種で出力したものを同じ色に近づけるのは至難の業でした。

●カラー印刷は、Y(黄)M(赤)C(青)K(黒)という4つのインキをかけあわせて様々な色を再現する仕組み。そして、それぞれの色の特性を%(数字)で管理しています。

●例えば、オレンジ色なら【Y100%+M50%(黄色と赤をかけあわせる)】など。

●しかし、この方法は、みんな同じ色のイメージを共有する上でとても効果的な反面色管理に携わるスタッフ全員が、頭の中に同じ色を描き、カラーチャートで同じ色を確認したとしてもプリンター・校正出力機・そして印刷機など機械の特性や、出力したときの条件によりそれぞれ微妙に違う色を再現してしまうという問題点を孕んでいました。

そこでL*a*b*(エルエービー)の登場です!

●印刷に関わる諸条件に左右されずに絶対的な色を再現する方法として私たちが採用しているのは「L*a*b*」(エルエービー)という方法です。

●これも色を数字で管理することにかわりはないのですがYMCK法が「色をインキの種類を基準にして捉える(捉えることができる領域に限界がある)」という制約を受けるということに比べL*a*b*は、人間の可視領域の色をすべて数値化することができる利点を持つと言われています。

プリンターの色に印刷色をあわせる具体的な手順を紹介します。

●図をご覧ください。

●この図は、どちらもY=100、M=50というオレンジ色をプリンターで出力したものと、印刷機で刷りだしたものの差を分かりやすく表現したものです。

●どちらもY=100、M=50という同じデータの色です。

●同じデータでありながら、プリンターの色が印刷機の色と違う色になってしまうのが分かりますか?


 ここでは、このプリンターの色と印刷物の色合わせをするための作業手順を紹介します。下記をご覧ください。

(1)最初に、それぞれの色を測色機で測り、Lab値をはじき出します
(この例でいくと印刷物はL=20、a=30、b=40となり、プリンター出力はL=0、a=20、b=30となります)

(2)次にこのふたつの数字の差を埋める設定をします
(印刷物の色を基準にすると、プリンターの色をLを+20、aを+10、bを+10ずらして設定し直します)

(3)設定後、プリンター出力の色と印刷物の色が限りなく近づいた状態となります。


●上記のような設定調整をすることで、お客様に校正として提出するプリンター出力紙の色と、最終的な製品の色の差を少なくすることができるのです。

●こうした一連の流れを、「カラーマネージメント」と呼んでいます。



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